SDSダウンロード

SDS概要

SDS(安全データシート)について

SDSとはSafety Data Sheetの略で、有害性のおそれがある化学物質を含む製品を他の事業者に譲渡又は提供する際に、対象化学物質等の特性や取扱いに関する情報を提供するための文書のことであり、日本語では「安全データシート」と呼ばれています。
労働安全衛生法(以下安衛法と称す)においては、化学物質等による労働災害防止を図るため、化学物質等の危険有害性の周知を行うこととされ、同法第57条の2において文書(SDS)交付が義務規定として定められています。

SDS交付対象者

液化石油ガス法の適用を受ける一般消費者(家庭用及び個人業務用消費者)を除く、液化石油ガスを取り扱う事業所及び消費者がSDSの交付対象となります。ここで、適用除外となる個人業務用消費者と適用対象となる業務用消費者との区別がつきにくい場合においては、管轄労働基準局等に確認することをお勧めします。

(注) 安衛法第31条の二に基づく「化学設備の清掃等の作業の注文者による文書等の交付」を行う場合において、当該交付文書の一つとして本SDSを使用するときは、法定該当作業を実施する請負人に交付をお願いします。

SDS交付対象適用物質

現在において確認されている液化石油ガスにおける含有物質のうち、安衛法においてSDS交付が義務付けられている化学物質は以下の通りです。

ブタン 1 重量%以上
ペンタン 1 重量%以上
エチレン 1重量%以上
ブテン(ブチレン) 1重量%以上
プロペン(プロピレン) 1重量%以上

なお、安衛規則においては、プロパンも文書交付の努力義務が規定されています。

SDS作成者

SDSは供給者が作成・交付します。供給者が製造者又は輸入会社でない場合(卸売及び小売業者等)、当該供給者は液化石油ガスの供給元である製造者又は輸入会社が作成したSDSを交付することが可能です。

以上の内容は日本LPガス団体協議会 技術基準S労-001-2017「GHSに基づく液化石油ガスの危険有害性情報の伝達方法―安全データシート(SDS)作成・使用要領」に基づく内容を一部抜粋しております。
(参照先:http://www.nichidankyo.gr.jp/technology/

SDSの交付方法

本サイトから以下の3種類(特殊品を除く)のSDSのダウンロード(DL)が可能です。

一般プロパン(プロパン90%以上)、一般ブタン(プロパン10%未満)
ミックス(プロパン0~100%未満)
オートガス(プロパン含有量に応じて上記SDSから選択)
※単位は重量%
※オートガスはプロパン比率に応じ、上記3種のいずれかに含みます。比率の重複があります。
判断に迷った場合はミックスに含むこととしてください。

SDSの正式な交付方法(下図参照)は、直接の供給者からの手渡しが原則です。但し、供給相手先の承諾がある場合にはFAX送信、電子メール送信、本サイトからのDL等の手段が可能です。また、継続的に反復して譲渡提供する場合は、一度SDS交付を行えば、都度交付する必要はないとされていますが、交付漏れのない様ご注意下さい。

SDS交付方法(例)

なお、供給相手先においてDLされたSDSを正式なSDSとしてご利用頂くためには、以下の要件を満たして頂く必要があります。(当社支店等が直接の供給者である場合)

① 当社支店等からのDL利用に関する案内文書、FAX、電子メール等の記録がある事。
② 記録①が無い場合は、文書、FAX、電子メール等を用いて、当社支店等へDL利用をご連絡頂いている事。

供給者は、供給開始時までに供給相手先に対してSDSの交付が必要です。また、交付したSDSの内容に変更が生じた場合は、改めて供給相手先に交付をお願いします。

供給者が製造又は輸入会社でない場合は、液化石油ガスの供給元である製造又は輸入会社が作成したSDSの使用が可能とされています。但し、当該供給者において、製造又は輸入会社から供給を受けた製品について、物質の成分・含有量等の変更を実施した場合は、当該供給者にて新たにSDSを作成する必要があります。

SDS交付時は、供給者において以下の事項の記録をお願いします。

  1. 交付年月日
  2. 交付先名称
  3. 交付者氏名

上記内容を承諾の上、下記よりダウンロードください。

※「オートガスはプロパン比率に応じ、上記3種のいずれかに含みます。
比率の重複があります。判断に迷った場合はミックスに含むこととしてください。